熱帯魚も病気にかかる?飼育の注意点

熱帯魚熱帯魚を飼育する際、いくつかの注意点があります。
疎かにしてしまうと、病気の原因となりますので、
特に初めて熱帯魚を飼育する場合は気を付ける必要があるでしょう。

 

具体的に、どのような点に注意する必要があるのが、
ご紹介していくことにします。


 

水槽内の汚れ・水質汚染

 

最初にご紹介するのは、水槽内の汚れです。
熱帯魚が病気になってしまう原因の多くは、水槽内の汚れにあります。
汚れが酷くなると、細菌や寄生虫が繁殖し、熱帯魚に悪影響を及ぼしてしまいます。

 

そのため、常に水槽の中を綺麗にしておく必要があるのですが、
このとき、水質を保つ上で欠かすことのできない、ろ過バクテリアを
減少させることなく、適切な方法で綺麗にしなければなりません。

 

要するに、水槽の中をいつも綺麗に保ちつつ、ろ過バクテリアを適度に残しておくことが重要となるのです。

 

しかし、熱帯魚を初めて飼育する人にとって、大変難易度が高いことでもあります。
慣れないうちは、プロの業者にメンテナンスを依頼した方が、失敗せずに済むでしょう。

 

水温・水質の適切な管理

 

次にご紹介するのは、水温と水質の管理です。
生体の種類にもよりますが、熱帯魚は暖かい地域で生息していることから、水温を26度程度に保つ必要があります。

 

しかし、水槽の水を換える際、慣れていないうちは水温が不安定となり、
熱帯魚にストレスを与えてしまうことがあるのです。
その結果、水温の変化に慣れることができず、熱帯魚が病気を引き起こしてしまいます。

 

また、水質の管理についてですが、一言で水質といっても、いくつかのポイントを抑える必要があります。

 

塩素の除去、Phや硬度、浸透圧、バクテリアが主なポイントです。
まず、塩素の除去ですが、熱帯魚は塩素に対して弱いため、
水の中に塩素が残っていると、体調を崩してしまいます。

 

通常、バケツに水を汲んで1日程度放置しておけば、自然と塩素は抜けていくものですが、
今すぐ水を換えなければならないという時は、
塩素を抜いてくれる薬剤を使って、塩素を抜かなければなりません。

 

それから、Phや硬度、浸透圧についてですが、熱帯魚は、それぞれの生体ごとに適切な値があります。
元々、生息している水質環境が大きく関係していますが、
水換えに慣れていない場合、この水質環境の維持が上手くいかず、
熱帯魚がショックを受けてしまうケースがあるのです。

 

最悪、熱帯魚が全滅してしまいますので、慎重に水を換えなければなりません。
また、水槽の中には、不要な微生物などをろ過してくれるバクテリアが存在します。

 

ろ過バクテリアについては、先ほどもご紹介しましたが、
このろ過バクテリアが存在してくれるお陰で、熱帯魚は快適な生活を送ることができるのです。

 

それにもかかわらず、必要以上に水槽内や水を綺麗にしてしまうと、
水が適切にろ過されず、急速に水質が悪化していきます。

 

この他にも、エサの量が多過ぎたり、水草についていた細菌が引き起こす病、
騒音などによるストレスなど、熱帯魚の病に直結する原因はたくさんあります。

 

熱帯魚を購入したショップで、飼育方法についてアドバイスを貰えることもありますが、
自信がない場合は、プロにメンテナンスを依頼して、すべて任せてしまうもの一考です。


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